セミファイナル(第7試合)で世界ジュニアヘビー級王座戦が行われ、挑戦者の吉岡世起(37)が13分46秒、クラッシュドライバー(変形パイルドライバー)で王者MUSASHI(34)にフォール勝ち。初戴冠を果たした。MUSASHIは3度目の防衛に失敗した。
タッグチーム「むーちゃんせーちゃん」としてアジアタッグ王座も獲得した2人が、1つのベルトを狙って激闘を繰り広げた。吉岡は容赦なく得意のキックをMUSASHIにたたき込み、MUSASHIはコーナートップからの雪崩式エクスプロイダーや、エストレージャ・フトゥーロ(開脚屈伸式ダイビングボディプレス)で吉岡を痛めつけた。
だが最後は吉岡がトラースキック、バスソーキック、シャイニング・ウィザードと蹴り技でつないで、クラッシュドライバーで試合を終わらせた。
試合後、田村男児がリングに登場。「その熱い気持ちとその戦いぶりに、込み上げてくるものがありました。久しぶりに高ぶりました。その格好良い世界ジュニアチャンピオン、吉岡世起のベルトに挑戦させてほしい。お願いします」と次期挑戦を直訴。吉岡も「こんな熱い気持ち。断るわけないでしょ。やりましょう」とOKした。
吉岡は12年前に練習生として全日本に入団。だがデビュー前にWRESTLE-1に練習生として移籍した。「むーちゃん、ありがとう。むーちゃんに負けたくないから、最高のパートナーだから、限界を超えてこのベルトを取ることができたと思います。12年前に入団して、デビューをしないまま去ってしまったこの団体でベルトを取れて。12年、遠回りかもしれないけど、遠回りしたおかげで今日があるので。遠回りも悪くないでしょ」と笑顔を見せた。【千葉修宏】

