ボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(27=帝拳)が、同級2位で前WBA世界同級王者の井上拓真(29=大橋)との同級王座決定戦を希望した。23日から2日間にわたって地元の千葉・松戸中央公園で自らプロデュースするイベント「天心祭」を開催。WBC、IBF世界同級統一王者中谷潤人(27=M・T)の王座返上意向で、空位となれば王座決定戦が組まれる見通し。那須川は井上との対戦になった場合を見据え、意欲的に準備を進めていると明かした。

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那須川が統一王者中谷の王座返上意向に対し、冷静に反応した。自ら企画&運営した2日間のイベント「天心祭」開幕後、報道陣に対応し「別にそれ(返上)を望んでいたわけではないですけど返上されるので。(王座決定戦は)必然的に」と、今年11月に開催予定の次戦が世界初挑戦になるとの見通しを明かした。

現在、WBC世界バンタム級ランキングは那須川が1位、前WBA同級王者の井上が2位、元2階級制覇王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(35=メキシコ)が3位、アンドリュー・カイン(29=英国)が4位と続く。正式に王座返上されればWBCがランク上位から意思を確認し、王座を争う2人に決定戦の指令を出す流れだ。那須川は「ボクシングで選べるか分からないけど、僕が1位で2位が拓真選手なので。僕はいつでもいける準備はしている」と希望を出した。

「天心祭」だけに次々とサプライズの「花火」を打ち上げた。複数階級制覇の野望を明かし「バンタム級でやることがなくなって面白いと思ったら(上の階級に)いく。実績を残して。僕の性格をみれば分かると思うけど、ずっと同じ階級でやりたいと思わない」と意欲満々。さらにトークショーでは親交の深いお笑いコンビ霜降り明星の粗品(32)から4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32)を「倒してくれ」とあおられると「いつかやるよ、当たり前でしょ。まだ現実的ではないが、時が来るまで」とキッパリ、ホスト役として集まったファンを喜ばせた。【藤中栄二】