11日に東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.5』のメインイベントでSB世界スーパーウェルター級王者・海人(28=TEAM F.O.D)が元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウエルター級1位のペットマイ・スィアダムムーパーラー(タイ)と対戦する。前回6月のエンリコ・ケール戦で敗れ、初の2連敗を喫した海人はどのような意気込みで再び世界最強を求めて再出発するのか。
-前回6月のケール戦の敗因をご自身ではどう分析していますか
「いろいろありますけど、僕の倒したいというこだわりで出した手数が、ケール選手と比べて少なかったり、5月のモハメド・シアサラニ戦と同じくアグレッシブさに関しても、その2選手の見え方が良かったのかなと思います」
-あのケール選手の前に出てくる手数の多さはイメージ通りでしたか
「ケール選手は特にインファイターでクラウチングで入ってくるタイプなのかなとは思っていました。そこのイメージはしっかりできていて、自分が手数で上回るというより、的確に攻撃を当てることにピントを合わせて勝つイメージで行ったんですけど、そういうことだけではなく、手数でも上回って圧倒するだけではなく、倒すということをもっとしっかり強化していかないといけないことが前回の反省点になりました」
-ご自身としてはキャリア初の2連敗をどう受け止めましたか
「試合が終わってからはなんと言ったらいいのか分かりませんが、結果を素直に受け入れるというか、理解するのにも時間がかかったし、落ち込みましたし、いろんな感情がありました」
-気持ちが戻るには結構時間かかったんでしょうか
「そうですね。格闘技自体を辞めようとか全然思わなかったんですけど、ベスタティ選手へのリベンジを目標にしてきて、そこに挑戦するための最後の1人がケール選手で、そこで負けたことでたどり着けないし、次はどこを目指していけばいいんやろなと。僕が最終的に目指しているのは世界最強なので、そこに向けて気持ちの切り替えはすぐにはできなかったですけど、練習は再開しました」
-23年8月に敗れているGLORYライト級王者ティジャニ・ベスタティ選手へのリベンジを掲げていた中、突然ベスタティ選手のMMA転向の発表もありました
「僕はケール選手に負けましたが、ケール選手へのリベンジを含めてタイトル戦に繋がるように交渉しているとSB協会を通してGLORYサイドからはその発表の数日前に聞いていたのですが、ベスタティ選手がMMAに転向するというニュースを見て、ショックというか、どうなっているんやろうと複雑な気持ちでしたね。実際、ベスタティ選手はライト級王座を返上してしまい、MMAに転向すれば、僕が挑戦することはできず、潔く諦めるしかないので今はとにかく世界最強に向けて頑張っていくしかないなと前向きに捉えることにしました」
-今回対戦するペットマイ選手は100戦近いキャリアを持ち、現在はRWS(ラジャダムナン・ワールドシリーズ)を主戦場にする26歳の元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウエルター級トップランカーです
「ムエタイ独特のリズムで戦う印象を受けました。僕はムエタイ選手とは何度かやってきて負けた選手はタイ人選手が多いので、そういうことも含めて油断できない相手かと思います」
-海人選手はこれまでにチャムアトーン、ピンペット、ペットモラコットといったタイのトップファイターに敗れていますが、ムエタイの選手との相性はどう考えていますか
「苦手意識は特にないですし、相性がいいわけでもなく、悪いわけでもないのかなと思います」
-どういう勝ち方を考えていますか
「今はもう負けたくないという気持ちが強いので、純粋に勝ちたいですし、今までと変わらず勝ち方にもこだわって、誰が見ても海人が勝ったと思われる試合をして、自分が今まで作ってきた武器や考えてきたことを10月の試合でどれだけ出せるのか自分でも楽しみです」
-11月24日にSB40周年大会が開催される中で、10月大会に出るとは思わなかったファンも多かったかと思いますが、ご自身としては試合をすぐにでもしたかったのでしょうか
「僕的には6月に試合が終わってから、8月、9月も試合はできたんですけど、対戦相手のことを含めて準備が間に合わず、11月の試合前に一戦挟みたいと思っていたので10月の出場になりました」
-10月大会でいい勝ち方をして、11月大会の対戦相手は、ご自身としては誰とやるのがベストだと思いますか」
「誰とやりたいというのは特にないですけど、ただ一つのけじめとして僕はベスタティ選手に挑戦はしたかったんですけど、ベスタティ選手が返上したGLORYの70キロのベルトを今後GLORYが動かしていくのであれば、そのベルトを懸けたトーナメントの1回戦でもやれれば、SB40周年の大会として一番盛り上がる形にはなるのかなとは思っています。それがかなり難しいということも分かっているので、そこはどうなるのかなという感じではあります」
-今後に関しては、海人選手が保持しているRISEミドル級タイトル初防衛戦の話があったり、KNOCK OUTでは海人選手と対戦させたいとシッティチャイ選手の参戦が発表されたりと、忙しくなりそうですね
「僕がRISE、KNOCK OUTのベルトを保持させてもらったままGLORYのタイトルに挑戦し、GLORYのタイトルを獲った後にその2団体のベルトを返上させてもらうのがいいかと思っていたのですが、今後、GLORYのタイトルがどうなるのか分かりません。今までは2団体に挑戦者として相応しい相手がいなかったこともあって、防衛戦はずっと遠のいてたんですが、RISEさんに関してはサモ・ペティ選手が次期挑戦者なのかなとも思ってるし、KNOCK OUTさんに関してはもう完全にシッティチャイ選手しかいないと思うので、タイミングが合えばしっかり防衛戦をさせてもらえればと思ってます」
-2連敗して心配していましたが、以前と変わらずやる気に満ちた声を聞くことができて安心しましたし、今後が楽しみになりました
「ありがとうございます。今、立ち技格闘技が盛り上がっている中で、僕は2連敗という形で終わったままなので、僕もしっかり存在感を見せていかないとあかんし、70キロ世界最強になって、最後に立っているのは間違いなく僕だと思っているので、しっかり結果を出していきたいと思っています。そこに向けた戦いがこれから続きます。まずは、次の試合ですね。皆さんに強くなった姿、勝った姿をまた見せたいと思うので、楽しみにしていただけたらなと思います」
▼70キロ契約エキスパートクラスルール3分3回延長無制限回
海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウエルター級王者) VS ペットマイ・スィアダム.ムーパーラー(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウエルター級1位)

