プロボクシング元世界4階級制覇王者で現WBA世界バンタム級9位の井岡一翔(36=志成)が12月31日、東京・大田区総合体育館でマイケル・オルドスゴイッティ(24=ベネズエラ)と同級挑戦者決定戦に臨むと27日、発表された。昨年5月に当時のWBA世界スーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼインチン)に敗れて以来、約7カ月ぶりの再起戦となる。オールドスゴイティはプロ戦績15勝(14KO)1敗とKO率87・5%を誇る強敵となる。所属ジムによると対戦相手はWBAから指定され、12月にはランキング入りするという。

WBA世界バンタム級王者堤聖也(29=角海老宝石)は12月17日、東京・両国国技館で同級暫定王者ノニト・ドネア(43=フィリピン)との団体内統一戦を控える。井岡は「堤選手が勝つと思う」と予想した。ドネアが暫定王座を獲得した今年6月のアンドレス・カンボス(チリ)戦はチェックしていないとしながらも「もちろんキャリアだったり、うまさはあるが、ドネア選手の瞬発的なパワーが衰えてしまうと自分のボクシングがつくれないと思う。それがどうしても年齢とともに驚異でなくなると対戦相手は戦いやすい、入りやすい、つぶしやすい。そうなると堤選手の距離感にもっていきやすいと思う」と展開をイメージした。

もちろんドネアの往年の強さは認めている。井岡は「パンチがないことはないと思う。キャリア、積み重ねたものもある。状況判断もできる。難しい戦いになるだろうけど、競り勝つ展開なら堤選手が勝つと思う」と最後まで堤勝利を口にした。

井岡はマルティネスに連敗した後、バンタム級転向を決断。10月末、東京・後楽園ホールで行われた所属ジム興行のリング上であいさつし、バンタム級転向を正式表明した。ミニマム級、ライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級に続き、日本男子初の世界5階級制覇を狙う意気込みを示していた。

なお井岡の試合はこれまでABEMAで生中継されてきたが、今回からNTTドコモの配信サービス「Lemino」に移行され、生中継されることも合わせて発表された。Leminoは4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32)ら大橋ジム主体のボクシング興行を生中継している。