大相撲の夏場所(東京・両国国技館)初日を翌日に控えた9日、春場所で痛めた左膝の負傷をおして出場する西前頭9枚目の遠藤(24=追手風)は埼玉・草加市内の部屋で調整した。

 ただ、この日は土俵の中には入らず、周りで四股やてっぽうを行うだけにとどめた。険しい表情を崩さなかった遠藤に代わって、師匠の追手風親方(元前頭大翔山)は「調子は悪いです。(膝が)悪いから、かばうから負担がかかる」と渋い表情で明かした。

 初日は勢(28=伊勢ノ海)、2日目は高安(25=田子ノ浦)と組まれている。不安は募る。だが、師匠は「(本人が)出ると決めた以上、やるしかないんです。今の状態の中で、いい形で出ることが一番。出る以上は、痛いと言っていられない」と、愛弟子の覚悟を受け止めているようだった。