小結逸ノ城(22=湊)が大関豪栄道(29)を肩すかしで破り2勝目を挙げた。手首や、指、足首以外はめったにテーピングしないが、この日は左肩に痛々しくテープを巻いて登場。「昨日からちょっと痛かったんで。大丈夫」と軽傷であることを強調し、立ち合いでまわしを取れず右を差されたものの、低い姿勢で前に出てくる相手をうまくはたいた。

 初日の横綱白鵬に続き、上位陣を撃破。それでも「内容的には全然ダメ」と不満顔だった。前に出たい気持ちとは裏腹に足が止まってしまい、勝利にも「たまたまっす」と笑顔はなかった。前日の稀勢の里戦でも思わず引いてしまう悪い癖を露呈。課題の克服へ「よく分かんないっすね。難しいっす」と悩める胸中を明かした。

 4日目の相手は、モンゴル出身の2学年先輩で大関昇進を狙う関脇照ノ富士(23)。過去2場所の対戦はいずれも水入りとなる大相撲で「長く取るのは嫌ですね…。(そうならないためには)相手より先に攻めること。もうそれしかない」と意気込んだ。3度目の対戦は何分、いや何秒で決着が着くのか。