照ノ富士(23=伊勢ケ浜)が「大関対決第2ラウンド」を制した。

 稀勢の里(29=田子ノ浦)との立ち合いで左を差し、相手得意の左四つから2度下手投げを狙うと「バランスが崩れていたんで、最後は思い切ってやろうと」。3度目の下手投げで土俵際に追い込み、最後は強烈なタックルばりに押し込んで土俵下に吹っ飛ばした。

 7日目の最初の大関戦では豪栄道(29=境川)に敗れたが、ライバル視する先輩大関に気合十分。これまでの取組よりも表情が険しかったことを聞くと「うそ? 普通だったんだけどなあ」とけむに巻きつつ、会心の押し倒しには「ぶっ倒した? 良かったね」とご満悦だった。

 1つだけ心配なのは、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)のこと。かねて「強引な投げと、つりはダメ」と口酸っぱく言われているため「親方に怒られそうやな」と苦笑いした。横綱鶴竜(29=井筒)が初黒星を喫し、全勝は横綱白鵬(30=宮城野)だけとなった。だが追う展開は変わらない。「誰が相手でも負けたくない」と、賜杯レースに食らい付く。