横綱鶴竜(30=井筒)は東前頭4枚目の逸ノ城(22=湊)を寄り切って、1敗を守った。

 立ち合いから、頭をつけて相手にがっぷり組ませない。「やっぱり体重がありますから」と、208キロの相手に粘られはした。だが、右は前まわしをがっちり引き、左を素早く巻き替えると、もう万全。「先にいい位置をつかんでいたので、良かったですね」と46秒6かけて仕留めた。

 1年前の秋場所では変化をされて、新入幕だった逸ノ城に最速初金星を許してしまった。だが、この日は「変化」は頭になかった。「そういうことは考えなかった。まずしっかり、自分から当たって、と」。落ち着いて退けて、1敗をキープ。「半分終わりましたが、まだ残りがある。しっかり努力して、頑張っていきたい」と後半戦を見据えた。