初優勝と綱とりを狙う大関稀勢の里(29=田子ノ浦)が新関脇の勢(29=伊勢ノ海)を送り出して、初日からの連勝を11に伸ばした。
得意の左四つに組むと、勢の強引な小手投げをこらえてスルリとかわし、後ろ向きとなった相手を仕留めた。「集中してやれている。体は動いています」。取組後は息を切らすこともまるでなく、涼しい顔だった。
初日からの11連勝は、13年夏場所以来、自身2度目。当時も横綱白鵬と全勝で並走していた。同じ状況だが、緊張感について聞かれると「いいんじゃないですか」とさらり。12日目に大関照ノ富士との一番を迎えて、その後は横綱との3連戦が待っている。「しっかりと、自分の相撲を取るだけです」と、目の前の一番に集中していた。

