関脇高安(27=田子ノ浦部屋)が5日、格上力士を求める積極的な出稽古プランを明かした。

 春場所で左上腕部などを痛めた、同部屋の横綱稀勢の里が万全な状態でないことで「横綱、大関のいる部屋に行った方がいい。自分はもっとかわいがられた方がいいんです」。夏場所(14日初日、東京・両国国技館)までの調整期間をより濃密に過ごすつもりだ。

 高安の成長を支えてきたのは、ある意味で稀勢の里だ。例えば、同じ20番を取るにしても他の力士相手とは「全然違います」と言い切る。「だから、なるべくそれに近い稽古をしなきゃいけない」と説明した。

 この日は、時津風部屋で2日連続の出稽古を行った。新入幕の豊山との三番稽古15番を含め、合計23番。豊山とは勢いをしっかり受け止め、13勝2敗で終えるなど、格の違いを見せつけた。豊山について「強いですよ。シンがぶれない。当たりがいい。稽古でキレのある立ち合いを身につけたら大変です」と余裕のエールを送った上で「(豊山以外も含め)23番ですか。思ったより少ない。30番以上取りたかったんですが、小柳(豊山)もへばっていたし」とまだまだ物足りない様子だった。