大関豪栄道(31=境川)が、トップとの2差を守った。新小結の貴景勝を押し出し、5勝2敗。馬力のある押し相撲が売りの若手に立ち合いで体を起こされかけたが、左前みつに手をかけ、チャンスを逃さず勝負を決めた。「(左手が)いいところにかかったんで。流れの中でいい位置で(まわしを)とれた。あまり深いとダメなんで」。

 母校埼玉栄高の後輩相手で「気合が入りました。まだまだ負けてられないんでね」という。4連勝後の連敗を2で止めた。「(トップと)星2つ離れてるし、意識してもしゃあない。一生懸命やってたら、チャンスが生まれるかもしれないけど」。今後も白星を重ね、優勝争いに踏みとどまるつもりだ。