新十両魁勝(24=浅香山)が6連勝で勝ち越しを決めた。千代の海を押し出した。

3連敗スタートから巻き返し、8勝4敗。「連敗したらどうしようと思ったけど…。立ち合いも相撲内容もだんだん良くなって」と笑みを浮かべた。

師匠の浅香山親方(元大関魁皇)が土俵下で審判を務める前での取組。緊張を避けるためか「そっちは見てません」と苦笑い。勝ち越しなどの際、師匠に「おかげさまで…」と報告するのが通例で「また怒られます。怒られて1セットなんで」とうれしそうだ。

勝ち越しを決めて、残り3日。「とりあえず自分らしい相撲を、右四つで下からどんどん前に出る相撲をとりたいです」。“魁勝だけに快勝”を続けるつもりだ。