大相撲の元幕内で、1月に引退した元荒鷲(33=峰崎)の断髪式が来年2月23日に延期になったことが6日、分かった。5月31日に両国国技館で予定していたが、夏場所の延期が決まり、同日は中日に当たるため会場を使えなくなっていた。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、師匠の峰崎親方(元幕内三杉磯)は「しばらくはやれるめどが立たないので、来年にしました」と話した。当日は興行形式でなく、後援者らを中心に断髪式を行い、大広間でのパーティーを予定している。

元荒鷲は、引退後の今も進路が未定。現在は朝稽古にコーチ役として部屋を訪れ、若い衆にアドバイスを送っている。