日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が29日、電話取材に応じ、「今の段階では(力士の)出稽古は難しい」との見解を示した。

29日は執行部による定例会議が行われ、無観客での開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けての議論が行われたという。出稽古解禁のめどは立たず「通常の形でやれるのは9月場所だろうね、という話。今の状況では通常の形でできないだろうね」とコメント。「支度部屋で力士はマスクをするなどのガイドラインを精査している。専門家の先生が国技館内をいろいろ見た上でいろいろな提案を出してもらった」と場所中の予防策についても話し合ったという。

また7月場所の新弟子検査が、13日に行われることも明かした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった、夏場所の同検査を受ける予定だった新弟子も一緒に受ける。