大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古が25日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、平幕の逸ノ城(27=湊)が参加した。関取衆との申し合いでは平幕の若隆景や霧馬山らと計16番相撲を取って13勝3敗と存在感を示し「部屋でやるよりは、関取衆と(充実した)稽古ができたかなと思います」と振り返った。

合同稽古は全6日間行われ、この日が最終日だった。4日目以外の計5日間に参加した逸ノ城は「今はコロナだし(関取衆と相撲を取るのは)この合同稽古くらいしかないので、これを場所にプラスにやっていけたらなと思います」と今後の調整を見据えた。

返り入幕3場所目となった初場所は9勝6敗の好成績を収めた。27歳の関脇経験者は春場所に向けて「とりあえず勝ち越して上位にいけるようにやっていきたい」と意気込んだ。