元幕内で東三段目4枚目の炎鵬(30=伊勢ケ浜)が、東大出身の須山(27=木瀬)を押し出しで退け、今場所初白星を挙げた。
前日には豊雅将に押し倒しで敗れていただけに、「昨日負けた反省をしっかり土俵で体現出来たので良かった。とにかく立ち合いで当たっていくことだけに集中して。それだけです」と納得の表情を見せた。
相手は東大出身。「学力では確実に勝てないので、相撲くらいは勝たないといけないと思っていました。頭が良いので立ち合いの角度どかスピードとかいろいろ計算して考えているのかな」と笑みを浮かべた。
角界には国立大などの学力のある人、他競技からの転向、炎鵬などのように体格が小さい人など、さまざまな体格や経歴を持って入門を志す人に門戸が開かれている。「誰でもチャレンジ出来るのが相撲だと思いますし、経歴関係ないのが相撲の良さ。盛り上がるのは良いことだと思います」。
炎鵬が土俵に上がれば大きな歓声が沸き、関取復帰の期待の現れだ。「土俵に上がる中で応援していただけるのは相撲とりとして、自分の価値でもあるのでありがたい」と脊髄損傷の大ケガから復帰して4場所目を迎え、あらためて25年1勝目に力を得た。【鎌田直秀】

