◇17日◇神奈川・オセアンボールパークアリーナ厚木◇準決勝

ヤング相模原BCが2点差の最終回に追いつき、ヤングROOTSをタイブレークの末、5-4で破った。山梨BANDITSヤングは、大下泰河投手(1年)の1安打完封でヤングオセアン横浜を破った。両チームは来年3月のヤングリーグ春季大会(岡山)に出場する。創部4年目の山梨は初の全国切符を手にした。決勝戦は年明けに行われる。

 

ヤング相模原BC

▽準決勝

ROOTS

000 400 000=4

000 101 21X=5

相模原BC

【R】渡邉、梅田―道脇【相】米山、笠原―高林 [三] 加藤(相) [二] 鈴木(相)

4回表に4点を先制された。相模原BCの塙栄一監督は「幸いまだ4回」と切り替え、4回と6回裏に機動力を絡めて1点ずつ返した。7回裏、さらに1点を加え1死三塁。加藤隼人はセーフティーバントを狙うがファウルになった。「投前に転がるより、ギリギリを狙ったので」と引きずることなく、一転して左中間に同点三塁打をはじき返した。加藤は4回に先制を許すきっかけの失策を犯していた。「ミスは忘れて勝つことだけを目指しました」と、監督も選手も「切り替え」が功を奏し、土壇場の同点劇につながった。

1死満塁からのタイブレークでも勝ち越しを許さず迎えた8回裏、2死後にサヨナラ押し出し四球を選んだ辻山颯志主将は、以前同じ場面で凡退していた。「ストライクだけしっかり打とう」と心に決めて、低めのボールを見送った。

ROOTS・渡邉智紀投手(2年=創部3年目で初の全国を逃したが、先発して6回2死まで2失点好投)「楽しかった。普通にストライクがとれたのがよかった」

 

山梨BANDITSヤング

▽準決勝

山梨  002 010 0=3

オセアン000 000 0=0

【山】大下―秋山【オ】川崎、小又―尾形 [三] 秋山(山)

山梨の先発大下は1年ながら6回まで70球。球数制限まで残り10球だったが「あと10球、行かせてください」と、保延優馬監督に直訴した。すると制限までに3者凡退で1安打完封した。「抜け気味だった」という直球を、強打のオセアンがとらえきれなかった。高めに浮いても威力があり、12個がフライアウトだった。奪三振は4個だが、4番から2個奪い勢いに乗った。2番打者ながら2安打2打点で打線を引っ張った秋山翔主将(2年)は「守備からリズムを作って攻撃につなげることができた。泰河(大下)は今まで以上です」と、4年目でつかんだ全国切符に声をはずませた。

オセアン横浜・水口猛監督代行(全国切符を逃し)「野球に取り組む姿勢からやり直したい。ただの負けにならないようにしないといけません」