SKE48大矢真那(26)が26日、名古屋のSKE48劇場で公演に出演し、グループ卒業を発表した。

 アンコールでソロプロジェクトとして、7月19日発売のシングル「意外にマンゴー」のカップリングに自分のソロ曲が収録されることを発表。「そして、この曲が私の卒業ソングになります!」と明るく宣言した。

 大矢は「30歳まで現役」を宣言していただけに、意外すぎる発表にファンからはどよめきが起きた。「たくさんのメンバーが卒業していって、ソロで卒業ソングをもらえたのは(SKE48では松井)玲奈だけだった。2人目になったことはありがたい。うれしいことだから、みんなに一緒に喜んでもらいたいと思って、お金をかけて(紹介映像を)作ってもらった」と笑わせたが、卒業という事実にメンバーたちは動揺し、涙を流した。

 「ずっとSKEあっての生活だった。それがなくなるのは心から寂しいです。26年間の中で、SKE48は一番楽しい活動でした。それを超える活動を26歳で見つけたいと思った。チームSのみんなとは、最近仲良くなってきたのに(笑い)」。最終活動日は未定で、「SKEに残せるものは残すので、ぜひ会員になって(有料の)ブログを読んで下さい」と笑わそうと必死だった。

 大矢は08年にデビューしたSKE48の1期生。選抜総選挙では参加8回のうち、7度アンダーガールズに入るなど、グループを草創期から支えた人気メンバーだった。大矢が卒業すると、1期生は松井珠理奈(20)ただ一人となる。大事な発表とあって、松井は多忙を縫って公演に出演。止めどなく流れる涙をぬぐいながら、「真那があるとき、『あと5年います』って言ったから、私は去年の選挙で『あと5年いる』っていったのに…。もっと一緒に盛り上げたかった」と悲しんだ。