SKE48高柳明音(27)が11日、都内で、日刊スポーツの取材に応じ、「AKB48選抜総選挙」に対する思いを語った。

過去3年をさかのぼればちょうど今ごろ、総選挙が佳境を迎える時期だ。だが今年はその総選挙自体がない。09年から続けてきた総選挙の中止は今年3月、AKB48オフィシャルブログで、「昨年開催10回を数え大きな区切りを迎えたAKB48グループの毎年の恒例行事である『AKB48選抜総選挙』を、本年は実施しないことに致しました」と発表された。

高柳は第1回から出馬。第2回で35位にランクインすると、9年連続ランクインしている。高柳にとって「当たり前のようにあった」という総選挙。「最初ないと発表されたときは寂しさとか、1つの区切りというのがありました。私は『今年も出る』とファンに表明していたので、その瞬間は『なくなっちゃたね』『さみしいね』と言っていました」と振り返った。

実際に開催されない今年を「いざすごすと、意外と“ない”という感じはなくて」と笑い、「ふとした瞬間に『去年の今ごろ、中間発表だったよね』とか、ファンの方から(ツイッターの)リプ(ライ)がきて気付くとか、そんな感じでした」と話した。

総選挙では「情緒不安定になるんです。プレッシャーもあるし、プライドもあるので。自分の言動のなにかが足かせになったりとか、結構ずっと気にするんです。選挙期間だけでなく、始まる前から気になっていました」と吐露した。

SKE48は7月24日、25枚目のシングルとなる新曲を発売する。「わりと早い時期に(総選挙中止を)発表してくれて。そのタイミングでSKE48が新しい動きができているので、今はうれしいと思います」と語った。