大阪松竹座で「レビュー春のおどり」上演中のOSK日本歌劇団は22日、昼の部終演後に、95周年記念イベントを行い、トップスター高世麻央(たかせ・まお)らが、正装のはかま姿で口上を行った。

 高世は「大正11年に産声を上げたOSK日本歌劇団。はじめは松竹演劇部としてスタートしました。それから95周年。ここにいたるまでさまざまな諸先輩方が積み上げてきてくださった歴史、伝統、文化、すっかりと私たちも受け継いで、この身の引き締まる思いとともに、未来に向かって歩んでいきたいと思います」と語った。

 また、5年後の100周年へ向けて「もっともっと未来へ大きな橋がかけられますよう、全劇団員一丸となって、これからの道もしっかりと歩んで参りたいと思っております」と誓いを口にしていた。

 今レビューは和洋2本立て。1部は源義経を描いた「桜鏡~夢幻義経譚(ゆめまぼろしよしつねものがたり)」で、作・演出・振付は尾上菊之丞氏。2部の「ブリリアント・ウエーブ~100年への鼓動」は、宝塚歌劇団の演出家、中村一徳氏が担当している。公演は25日まで、同所で行われている。