ボブ・ディラン(76)のファンとしても知られるみうらじゅん(59)が、ディランがノーベル賞を受賞した際に自身の元にも祝福の声が多数寄せられたことを明かした。

 みうらは29日放送のNHK「ごごナマ」に出演。中学時代にディランを好きになり、92年に発表した半自伝的漫画「アイデン&ティティ」ではディランへのオマージュを随所にちりばめた。同作は03年に映画化され、主題歌「ライク・ア・ローリング・ストーン」などディランの楽曲を劇中に使用した世界初の映画となったが、みうらは「日本のマスコミはなんにも騒がない」と不満げに語った。

 敬愛するディランが昨年ノーベル賞を受賞した際には、なぜかみうらの元にも祝福が多数寄せられたらしく、「事務所とケータイにバンバン掛かってきて。おれ、何か不祥事したかなと思ったくらい。『おめでとうございます』って、おれ関係ないじゃん」と笑って振り返った。

 また、ディランが授賞式を欠席したことについては、「“らしい”じゃないですか。ボブ・ディランというキャラでやっておられるから」とファンの目線でうれしそうに語った。