ファンタジーをモチーフにした5人組の女性ユニット「STARMARIE」(スターマリー)が17日、メンバーの出身地などを巡る単独ツアー「かけおちしようよ」の締めくくりとなるライブを大阪市内で行った。恒例のダークファンタジーを題材とした代表曲の数々のほか、ツアー名にもなっている「かけおちしようよ」など激しいダンスと歌の連続。2時間近くにわたり、ノンストップのパフォーマンスを披露した。

 4日にリリースした新曲「ナツニナレ!」も歌った。テレビ東京系列「カードファイト!! ヴァンガードG NEXT」のエンディングテーマに起用されている同曲は、オリコンランクで初登場5位に入るなど、滑り出し好調。夏らしいさわやかなアレンジに合わせて、会場は盛り上がった。

 ツアー全日程を終え、高森紫乃は「メンバーの出身地のほか、台湾などいろんな場所に行けた。個人的には横浜で初めて生ピアノで『ヘブンズ・ウェディング』を歌えたのがよかった」と振り返り、木下(きした)望は「今回のツアーは今までと違う挑戦をしてきたので、これを次につなげていきたい」。8月30日には中野サンプラザで単独公演を控えている。その先にある日本武道館ライブ実現の夢に向け、STARMARIEの熱い夏はまだ始まったばかりだ。