元SMAPの中居正広(45)が、過去に報道番組のキャスターとしてオファーがあったことを明かした。

 中居がMCを務める17日放送のTBS系「金曜日のスマイルたちへ」には、久米宏(73)と黒柳徹子(84)が出演。2人はコンビを組んだ「ザ・ベストテン」や、「ニュースステーション」(テレビ朝日系)の思い出などについて語った。

 黒柳は、久米が85年に「ニュースステーション」のメインキャスターに抜擢された当初を振り返り、「始まったときに『これは合ってる』と思いました。見るからに堅い方がおやりになることはあっても、言っちゃ悪いけど、こういう……なんかさ、軽佻浮薄(けいちょうふはく)みたいな人がやるもんじゃないっていうのが世間にはあった。でも私は知ってたから『これは面白くなる』って」と語り、久米を苦笑させた。

 久米は04年に降板。同番組は新たに古舘伊知郎をメインキャスターに「報道ステーション」として生まれ変わったが、久米は複雑な思いから「古舘さんに変わったときはしばらく観てなかったですね」という。しかし「しばらく経ってからちょっと観たんですよ、その時に、辞めなきゃ良かったと思いましたね」と本音をポロリ。その真意を尋ねられると言葉を濁したが、「73(歳)になってもまだできたなかって。やろうと思えば出来てたかな。でも、73でニュースはないよな、って。明日を考える番組ですから、ニュースって」と語った。

 久米の話を受け、中居も「僕も誘われたことがあったんです。ニュースキャスター。でもお断りさせてもらったんですよ、やっぱり気持ちがついて行く自信がない」と告白した。