演歌歌手山崎ていじ(60)が24日、東京・虎ノ門の金刀比羅宮で、新曲「夢の橋」のヒット祈願を行った。

 海上守護や商売繁盛などで御利益があるとされる金刀比羅宮で祈願を受けた後は、神楽殿で新曲の歌唱奉納も行った。

 「『夢の橋』の発売日に、神楽殿で歌わせていただけた。自分も夢に向かって『行くぞ!』という、大きな力になった」と感謝した。

 元プロボクサーの異色歌手としてデビューをして21年目。39歳で歌手になった遅咲きの山崎の転機は4年前だった。それまでの「山崎梯史」から「山崎ていじ」に改名。「昭和男唄」をひっさげて新たなスタートを切った。

 「あの時も新曲の発売日直前に首都圏で大雪が降った。今回の雪も吉兆です。この曲を大ヒットに結びつけたい」。冷たいビル風に吹かれても「追い風が吹いている」と笑顔で前を向いた。

 書道家涼風花(32)も激励に駆けつけ、「夢の橋」と文字を書いた。「夢を追い続ける山崎さんをイメージしました」。

 山崎は「夢を諦めちゃいけない。自分も夢に向かって進み続けます」。夢とはもちろん、NHK紅白歌合戦出場だ。