22日に放送されたフジテレビ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」(午後9時)の最終回の平均視聴率は9・7%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 最終回は第1回のゲストだった松田聖子(56)や、かつて番組内で組んだ野猿のメンバーも集結し、とんねるずも歌を披露し30年間の歴史に終止符を打った。

 石橋貴明(56)が、松田聖子を迎えTBS系「うたばん」をパロディ化したフィナーレ企画「さいごのうたばん」のトークを終えると「1340回の最後…聖子ちゃんで締めたいと思います。すばらしいうたばんになりました。また来週…」と口にした。

 木梨憲武(56)が「ないないない…またどこかで」と名残惜しそうに言った後、2人は1991年(平3)リリースの、とんねるず17枚目のシングルにしてエンディング曲「情けねえ」を生で熱唱。「『とんねるずのみなさんのおかげでした』は今日で終わり…バーイ・センキュー」とあいさつし、最後は真っ黒な画面に「した」の2文字が出て、番組は終わった。

 石橋は、21日に都内で行われたDVD「とんねるずのみなさんのおかげでBOX」の発売イベントで、「ただただ寂しいばかり」と心境を吐露していた。その石橋は、月曜の午後11時にMCを務めるバラエティー「石橋貴明のたいむとんねる」を、ミッツ・マングローブ(42)と組みゲストを迎え懐かしい昔話で振り返る番組をスタートさせる。

 

 ◆「とんねるずのみなさんのおかげでした」 86年11月の特番などをへて、88年10月から「とんねるずのみなさんのおかげです」がスタート。人気俳優や女優、歌手をゲストに迎えたドラマや映画のパロディーコントが話題に。97年6月から番組名を「みなさんのおかげでした」に変更。前身番組に続いて「食わず嫌い王」「博士と助手~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~」など人気コーナー多数。