欅坂46の平手友梨奈(17)が、主演映画「響 -HIBIKI-」(月川翔監督、9月14日公開)の原作コミックス表紙を“完全再現”した。劇中で演じる主人公の女子高生小説家、鮎喰響(あくい・ひびき)の姿で、コミックス1~5巻の表紙と同じシチュエーションで撮影。日刊スポーツが画像を独占入手した。

 関係者によると、原作の世界観に共感した平手が、響自身と完全にシンクロするビジュアル再現を熱望し、再現企画がスタートしたという。世界的なグラフィックプロジェクト「ANIMAREAL(アニマリアル)」や、映画の画像効果などの手がける「ピクチャーエレメント」など多くのクリエーターが集った。

 高い質の画像が完成し、原作者の柳本光晴氏は「パッと見て感動するくらいうれしかったです」と喜んでいる。平手は「意外と細かいところまで再現するのが難しかったです。見る人によっていろんな意見が分かれると思いますが、見ていただけたらうれしいです」とコメントしている。

 原作は14年から「ビッグコミックスペリオール」で連載している「響~小説家になる方法~」。「マンガ大賞2017」の大賞に輝き、コミックス累計160万部を突破した注目作だ。映画初出演で初主演となる平手が演じるのは、天才的な小説を書き、文学界に革命を及ぼす15歳の女子高生。信念を曲げず、建前やごまかしを許すことができない性格で、時に暴力的な行動にも出てしまうエキセントリックな役どころだ。