女優佐藤仁美(39)が19日、都内で、連続ドラマ初主演となるNHKBSプレミアム「我が家のヒミツ」(3月3日スタート、日曜午後10時)の会見に共演の田中直樹、永井大と出席した。4家族の秘密を1話完結のオムニバス形式で描くが、佐藤は4家族の4人の妻を1人で演じる。

佐藤は「1人4役をやるプレッシャーから始まって撮影に臨みましたが、ダンナさんが楽しくて、現場も楽しかったです。結婚する前にいい経験ができたなと思います。今年、来年ぐらいに、この経験が生かせたらいいなと思っています。誰かいたら紹介して」と語り、会場を笑いに包んだ。第1話ではほんわかした妻を演じた。佐藤は「小倉優子ちゃんをイメージしました」と語った。1人4役の主演には「結構、必死にやっていた。主役って大変なんだなと思った」とした。

第1話の夫を演じた田中は佐藤について「男前のイメージを持っていましたが、1話ではおっとりした女性的な奥さん。本当の佐藤さんが分からなくなるくらい」と絶賛した。

第3話の夫を演じた永井は、佐藤が妊婦の妻の設定だったことに「僕も昨年11月に第2子が誕生する感じで、リアルに出産前の奥さん(中越典子)と接していて、現場でも間もなく出産する設定の妻(佐藤)と一緒にいて不思議な現場でした。いい思い出になりました」。また佐藤を「カメレオン女優」と評価した。