過去のツイッターでの不適切発言を理由に前2作品で監督を務めた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ第3弾の監督を昨年解雇されたジェームズ・ガン監督(52)が、復帰して予定通りメガホンを取ることが明らかになった。

解雇後も製作するウォルト・ディズニースタジオと話し合いを続けてきたと言うガン監督は、騒動以来となるSNSで「この数カ月にわたって支えてくれた全ての皆さんに感謝します。できうる限りの最高の人間でいられるよう、精進し続けます」とコメントしている。

ツイートは10年も前のものであり、同監督が過ちを真剣に受け止めて謝罪していたこともあり、ファンやキャストからはディズニーの決断に批判が殺到していた。俳優クリス・プラットら出演者たちは監督を支持する連名の声明文を発表して復帰を求めていた他、ファンからも再雇用を求める署名が40万件以上集まっていた。

ガン監督は解雇後に21年公開予定の「スーサイド・スクワット」の続編の監督に抜てきされているため、公開はまだ当分先となりそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)