元横綱貴乃花の花田光司氏(46)が20日、日本テレビ系「ザ・発言X」(午後9時)に出演し、絵本作家としての活動を始めると発表した。

昨年10月に日本相撲協会を退職。人生の転機を迎えた花田氏は、司会のネプチューン名倉潤(50)から新たに挑戦したいことを聞かれると、「絵本作家です」と宣言した。

1月2日放送の同局バラエティー「新春しゃべくり007 4時間半スペシャル」で作家の瀬戸内寂聴氏と共演した際、絵本を書くことを勧められたことが決意のきっかけといい、「お子さんに携わることがしたいと思いました。いいものは海を越えて残るので」と明かした。

物語は花田氏、挿絵はお笑い芸人の鉄拳(46)が担当する。テーマは「家族の愛」で、父の故花田満さんや母の藤田紀子氏(71)、兄の虎上氏(48)に対する感謝の思いを込めたという。花田氏は「家族は原点。温かいご飯を作ってくれるお母さんに対する感謝。お父さんには夢持つことの大切さ教えてくれた感謝。引退して、改めて感謝を絵本にして伝えたい」と話した。兄の虎上氏(48)に対しても「1人で入門していたらここまでこれなかった」と感謝の思いを口にした。

これまでは家族の不仲が報じられてきたが「15(歳)で入門してから、弱いところ見せられなかった」と環境が許さなかったこと明かし、「46歳で人生折り返し。素直になろうと思いました」。疎遠になっている母、兄との関係修復についても「これからゆっくりのんびり、今まで出来なかったことをしていきたい」と前向きに語った。