女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の22日に放送された第97回の平均視聴率が20・7%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、昭和38年夏、なつ(広瀬すず)は東洋動画の原画担当初の女性アニメーターとなっていた。風車では、雑誌に載ったなつの話で盛り上がっていた。そこへ咲太郎(岡田将生)らがやって来て話に加わった。すると雪次郎(山田裕貴)の話になり、劇団の中で雪次郎と蘭子(鈴木杏樹)の仲が噂になっていると口にした。そしてなつは、雪次郎のところに行き、直接聞いてみた。雪次郎は蘭子に早く追いつきたい思いがあるだけだと話した。一方。東洋動画では人気テレビ漫画「鉄腕アトム」の影響で、自社でテレビ漫画を製作することになり、なつはそのテレビ班の原画を担当することになった。同じ席には坂場(中川大志)も脚本担当で呼ばれた、という内容だった。