宝塚歌劇団は8日、大阪・梅田芸術劇場で17~25日に上演予定の雪組公演「炎のボレロ」「Music Revolution!-New Spirit-」出演者からも1人、新型コロナウイルス感染者が出たと発表した。この日午前10時から予定していたチケットの一般発売見合わせを決めた。

劇団では宝塚大劇場の花組公演出演者、スタッフあわせ計12人が感染し、兵庫県からクラスター(感染者集団)と判断されていた。現在、順次、生徒のPCR検査を進めており、すでに東京宝塚劇場の星組公演出演者からも感染が確認。宝塚の花組、東京の星組は上演が中断されている。

雪組公演でも4日に出演者35人のPCR検査が行われ、1人が陽性だった。残り34人は陰性が確認されているという。陽性反応があった1人は無症状で、現在療養に努めている。同公演出演者の稽古も現在は、行っていないという。

今公演の上演については「保健所の指導のもと、検討している」とし、中止、延期などについて「決まり次第、あらためて公式ホームページで発表する」と話した。

また、現在、梅田芸術劇場で上演中の宙組公演「FLYING SAPA」については、出演者30人の検査を終え、全員の陰性が確認されている。