6人組グループSixTONESの松村北斗と女優森七菜が20日、都内で、ダブル主演する映画「ライアー×ライアー」(2月19日公開、耶雲哉治監督)の完成報告会見に出席した。

松村は「いろいろな制約やルールがある中、お越しいただきありがとうございます」と頭を下げ、「この映画は、見る方によっていろいろな見方や楽しみ方がある、多方面の魅力があると思います。このイベントを通じてお伝えできればと思います。よろしくお願いします」とあいさつ。森は「今日は皆さん、こんな状況の中ですがお集まりいただき、ありがとうございます。たくさんこの映画の魅力が伝わればいいなと思います。よろしくお願いします」と話した。

松村は、普段は女癖の悪いクール系モテ男だが、好きな女性の前では「デレ」系で甘えてしまうギャップのある男子を演じる。「この作品がラブコメとおうかがいした時に身構えていたんですけど、キュンキュンする言葉や、ときめく素直な時や要素とかは分かって、これならもしかしたらできるのかなと思いました」と明かし、「普段は仏頂面だねって言われるんですけど、これからの松村北斗に期待していただければと思います」と笑った。

森は、普段は潔癖性の地味系女子大生だが、別人の金髪女子高生にも変身する役どころだ。「頭がゴチャゴチャになりました。今どっちだっけ? って。髪の毛を見て確認するみたいな。アドリブとかあると、頭フル回転でした」と振り返った。「金髪がスイッチでしたね。気持ちがやっぱり違います。ちょっと背が高くなったような気がします」と話した。

2人は初共演。それぞれの印象について松村は「いわゆる僕が思う天才の方って、表に感情を出さないイメージがあったんですよ。でも、撮影中、森さんが素直な瞬間を垣間見ました」と切り出した。

「ロケが外であった時、絶対晴れさせたい日で。森さんが『私、晴れさせられるから』って豪語して、晴れの儀式をやって。そしたら本当に晴れたんです。すごいなって思って、相当誇らしい顔をしているだろうなって思ったら、太陽のほうを見て『あっちーなー』って。自分で太陽呼んだのに、なんて素直な方なんだろうと思って。そこで距離が縮まったような気がします」

松村のエピソードトークを受けて、森は「あちーかったですね、本当に。いいロケ日和になりました」と笑った。

一方、松村の印象について森は「どういう人なんだろうと思って、事前情報を調べていったんですけど、どういう人か分からなかったんです」と明かした。「そのまま現場に入って、お芝居していると、より分からなくなる瞬間がありました。クールなイメージも持っていたので、『デレ』の時に、アドリブで両手で手を振られて、びっくりして。『そういうこともできちゃうんだな』って思って。よりミステリアスになりました」と振り返った。

共演のジャニーズJr.内ユニットTravis Japanの七五三掛龍也も、松村について「俺から見てもミステリアスですね」と明かした。松村は「10何年一緒にいるのに? じゃあ、森さんがミステリアスだと思うのもしょうがないね」と笑った。

森は女優二階堂ふみ(26)らが所属する芸能事務所ソニー・ミュージックアーティスツへの移籍が濃厚となっている。