2月14日スタートのNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の初回が完成し27日、オンラインで会見が行われ、北大路欣也が徳川家康役で出演することが明らかになった。

家康がこの時代にいるわけではないが、ナレーターでもなく物語の語り部的な存在として出演する。

脚本家の大森美香氏は「江戸から現代まで、一緒に俯瞰(ふかん)して見てくれる人がほしかった。ナレーションでもよかったけど、江戸も知っている人だといいなと思い、家康がいいなと思った。最初はスタッフもざわざわしたけど、落ち着きました。江戸幕府を開くのも大事だけど、閉じるのも大事だと思った」と話した。

菓子浩制作統括も家康の登場に「慶喜が家康を尊敬していたことは史実からも明らか。この時代は史実も多く、どの視点で見るかによって変わってくる。家康の登場はファンタジーだが、このドラマではこう解釈しているという方針を家康にいざなってもらいたい」などと説明した。