狂言師の野村太一郎(31)が30日、都内で、落語、狂言、漫才による公演「狂宴御芸~狂言お笑い共宴~」に出演した。

それぞれ違う時代に生まれ、独自の発展進化を遂げてきたの3つ話芸を、能・狂言の聖地である、東京・銀座の二十五世観世左近記念観世能楽堂(観世能楽堂)に集結させた公演。

野村は「いろいろな芸能が同じ舞台で競い合っていることを立ち会いと言いますが、話芸の立ち会いなのかなと思って今日は務めました」と振り返った。

新たに吉本興業のサポートを受けることとなった野村は「非常に楽しみであり、期待と不安と未知な部分がたくさんありますので、どうなることかなと思っております。初めての経験ということで楽しみにしている部分であります。吉本興業さまのさまざまなエンターテインメントへの着手というところに私どもの狂言含め、個人的な芸能活動というところがいかにマッチしていくのかというところが、どうなるのかなと1番に思っております」と思いを明かした。

続けて「個人としては新たな世界に旅立つというイメージ。能や狂言が新しい客層や世界に発信していくこと、伝統文化が吉本興業さんの力をお借りしてさらなるエンターテインメントとして展開していくことを望んでおります」と話した。

野村は、野村万蔵家という名家に生まれ、故五世野村万之丞(八世野村万蔵)を父に持つ。現在は野村萬斎(54)に師事しているが、「先生(萬斎)は、ぼくの感想や、(桂)文珍師匠の感想、漫才師の感想を聞いてみたい、見た人の感想を聞いてみたい、その上で判断していきたい。いい方向に転がっていくことを望んでいる、といっておられた」といい「今後どういう展開をしていくか、楽しみに期待しているところかと思います」と語った。