元AKB48の女優宮澤佐江(32)が18日、都内で、出演映画「犬、回転して、逃げる」(西垣匡基監督)公開記念舞台あいさつに登壇した。

関西で人気の劇団ヨーロッパ企画出身の西垣監督が手がける初の長編映画で、7ORDER長妻怜が映画初主演するサスペンス・コメディー。主人公の泥棒の青年からターゲットにされる女性警察官役の宮澤は、劇中に「不思議なステップ」の要望があったことを告白した。「(台本の)ト書きに、『スキップもどき』みたいに書いてあって、『スキップじゃないの?』となって。撮影日に『スキップもどき』みたいなものを3つ位持っていったら、一番やりたくなかったものが選ばれてしまって、すごく恥ずかしかった。」と裏話を明かすと、西垣監督も「一番変な動きだった。スキップが記号になるようなシーンなので、印象的で変なものがいいなと思って」と称賛した。

酔って床を泳ぐシーンも演じた宮澤。「監督がそういう人を見たことがあったからト書きを書いたのか聞きたい。私は絶対に家でお酒を飲まないので、想像がつかなくて。これしかやりようがないと思ってやったら、監督が笑ってくれて」と話すと、西垣監督は「僕、結構みんなやっていると思っていました」と答え、長妻も「僕は基本的にやっていますけど」とジョークを混じえて加わった。

西垣監督は、宮澤について”日本一のコメディエンヌ”になると確信しているという。「ジェスチャーで伝えるだとか、びっくりした時の受け芝居がすごくいいという印象。美人の顔でしかめっ面をすることもあれば、眉毛と目がきゅっと上がるびっくりした表情とかがすごくコメディーにマッチしていて、コメディエンヌ日本一になるのでは」と、宮澤を絶賛した。