テレビ東京系で4日開始の、仁村紗和(29)主演の連続ドラマ「SHUT UP」(月曜午後11時6分)記者会見が、このほど都内で行われた。
民放の連ドラ初主演の仁村は「はじめ、やらせていただくと聞いた時、4人の女の子の復讐(ふくしゅう)劇だよ、と。おもしろそうだと思いプロットを見たら、いろいろな社会的要素が含まれていて、これはやりがいがある作品だと思った。今の若い世代が生きている現実かなと思った」と、現実を物語の中に落とし込んだ作品の意義を強調した。
「SHUT UP」は、学費も生活費も自分で稼ぎ「貧しさを諦めたくない」と寮で身を寄せ合いながら暮らす、女子大生友達4人のうちの1人が予期せぬ妊娠をしたことが発覚。友人を見下し、傷つけた男に対し、100万円強奪計画を企てるが、次第に周囲の人々も巻き込み、ある一夜の真実と性暴力事件を知ることになるクライムサスペンスだ。
会見には仁村のほか、川田恵役の莉子(20)工藤しおり役の片山友希(26)浅井紗奈役の渡邉美穂(23)と、友人関係を演じた4人が勢ぞろいした。
仁村は劇中で、主人公の田島由希を演じる。「演じる由希が、私と全く違う人なのは当たり前なんですけど、自分の中に要素を探す作業をしていた」と役作りの過程を明かした。そして「静かで芯が強くて正義感があり格好いい人。青い炎のように静かに燃えている情熱は、表に出てこないけれど、行動力のトリガーになっている。見ている人に、熱量が静かであっても、静かに燃えているのが伝わればいいなというのが難しいところ」と、役作りのポイントを明かした。
由希の友人で妊娠が発覚した川田恵を演じる莉子は「絶賛、撮影中なんですけど、女子高のようにしゃべる」と4人の関係性を説明。「苦学生で同じ環境にいる女の子。キャラが立って個性がある4人の復讐(ふくしゅう)劇で、今までにない作品になると楽しみだった」と作品への期待感を口にした。
片山は「女の子の友情という(テーマの)作品をやったことがなかったので、すごくおもしろそうだと思った」と作品に興味を持ったと語った。一方で「私が、テレ東ラバーズなので。初めに受かったドラマのオーディションが(17年)『セトウツミ』なので参加したいと思った」と、テレ東への愛を強調した。
4人の女子大生が肩を寄せ合う物語だけに、女性同士でしかできないような会話のシーンもあるという。莉子は「生理用品の会話が出てくる。女子4人の会話とか出てきて、リアルだなと思った」と振り返った。渡邉は「口にしなかったり、言いにくいところに焦点が当たる。考えてこなかったことも考える良い機会」と作品を評した。その上で「育ってきた環境で全然、違うし、見る方で受け止め方が変わるのかなと。1つ、1つのセリフでウルッと涙が出そうになったり…視聴者の皆さんに届いたら良いなと思う」とアピールした。
莉子も「すごいメッセージ性が強く、必要なドラマ。男性目線でも見られるし、女性目線でも共感できる。年齢問わず、たくさんの方に1度、見て欲しい」と続いた。一方、片山は「妊娠、中絶、性暴力とか重いテーマもあるけれど、私たちの仲の良さが伝われば」と、メインキャスト4人の空気感が視聴者に伝わることを願った。
仁村は「実際に格差、差別…いろいろなアングラの世界で生きている若い人もいるわけで、現代で生きている、リアルな現実の物語。決断することの大切さ、強さ、自分を大事にするって、どういうことなのかの根本のヒントが、随所にちりばめられている。見て、感じていただけることがたくさんあると思う」と訴えた。



