日本テレビは15日、昨年10月期放送の同局系連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者の漫画家芦原妃名子さんの訃報に関連し、ドラマ制作部門から独立した社内特別調査チームの設置を発表した。

同局は「芦原妃名子さんに哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆さまに心よりお悔やみ申し上げます」とし「『セクシー田中さん』の漫画・ドラマを愛していただいている読者・視聴者の皆さま、ドラマの出演者、関係者の皆さまに、多大なるご心配をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます。日本テレビは今回の事態を極めて厳粛に受け止め、これまで独自に社内調査を行っておりましたが、原作漫画『セクシー田中さん』の出版社であり、ドラマ化にあたって窓口となっていただいた小学館にもご協力いただき、新たに外部有識者の方々にも協力を依頼した上、ドラマ制作部門から独立した社内特別調査チームを設置することにいたしました」と明かした。その上で「早急に調査を進め、真摯(しんし)に検証し、全ての原作者、脚本家、番組制作者等の皆さまが、より一層安心して制作に臨める体制の構築に努めてまいります」と結んだ。

芦原さんは1月29日に栃木県内で発見され、死亡していることが確認された。50歳だった。捜査関係者によると、自殺とみられている。訃報が報じられて以降、SNS上では原因などについて多くの議論が巻き起こる事態となっていた。

芦原さんは今月26日までにX(旧ツイッター)アカウントを開設。「セクシー田中さん」では第9話、第10話の脚本を手がけていたが、その際制作陣側との間に起きた食い違いのような事態について、「私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」などとしてその背景を記すなどしていた。

同Xによると、もともと芦原さんは、ドラマ化にあたって、「必ず漫画に忠実に」と依頼していたという。連載が継続している作品であるため、特にドラマオリジナルの終盤については、「原作者があらすじからセリフまで」用意するという条件を提示してドラマ化に合意したが、いざ制作がスタートすると、原作を大きく改変した内容になっていたという趣旨のことをつづっていた。そして「9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりおわび申し上げます」などと吐露していた。

一連のポストはネット上で注目を集め、その後、芦原さんは28日までに当該ポストを削除し、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」などと謝罪。その後、栃木県内に移動したとみられ、29日に遺体となって発見されていた。

 

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