上方を代表する女性漫才師、今くるよさんが27日、膵がんのため、大阪市内の病院で亡くなった。所属の吉本興業は、相方いくよさんの命日だった28日に、くるよさんの死去を発表。一夜明けた29日、上方演芸の振興にしのぎを削ってきたライバル社の松竹芸能からも、追悼のコメントが寄せられた。

ほら吹き漫才で共演も多数あった横山ひろし(77)は「また大切な友が星になりました」。自身は相方の横山たかしさんを19年6月に亡くし、ともにド派手な衣装の共通点もあった。

「いくよくるよさん、たかしひろしは、関西の派手な衣装同士の仲間でした。いつどこで会っても笑顔で優しく親戚の様な気がしていました。たかしの金ピカの衣装は、いくよくるよさんのおふたりをヒントにしての衣装でした」

たかしさんが、赤いハンカチをかみながら「おぼっちゃま」にふんしてホラを吹きまくり、ひろしがつっこむ。独自の漫才を展開したが、欠かせないのは、たかしさんの金ぴか衣装だった。

その着想こそ、「いくよ・くるよ」の衣装からであり、「ありがとう、天国で仲良く。派手派手で寂しくなりました。どやさ! すまんの~」。くるよさん、そして相方たかしさんのギャグで、しのんだ。

また、髪吹き芸でも知られる海原はるか(76)かなた(76)は、コンビでそろって「女性コンビの貴重な存在の漫才。相方のいくよさんがびっくりするくらいに早く旅立たれ、くるよさんが1人で頑張って居られると聞いていましたが…。残念としか言いようがございません」と無念の思いを吐露。

「昔、NHKの演芸番組の際に、くるよさんに、はるかの髪を吹いていただいたこと今となってはいい思い出になりました。くるよさん、芸能生活大変お疲れさまでした。心よりご冥福をお祈りいたします」と続けた。