超ときめき宣伝部が9月23日に神奈川・横浜アリーナで開催した全国ツアー「超ときめき宣伝部のきみのハートにロックオンTOUR 2025 ~10th Anniversary~」を取材する機会に恵まれた。
とき宣のライブを取材するのは、昨年12月のさいたまスーパーアリーナ公演以来2度目。あの時は芸能記者になってわずか3カ月で、分からないことばかりで大変に感じることも少なくなかったが、あの日の1曲目だった「トゥモロー最強説!!」の明るい歌詞や6人の歌声に支えてもらったことを覚えている。
12月のライブでも歌唱力の高さが印象的だったが、そこからさらに進化した歌声が耳に入り、あらためてとき宣のライブのすごさを思い知らされた。
とき宣のライブ最大の魅力は「ロックオンフリータイム」だ。ファンが自身のカメラで自由にメンバーを撮影できる時間で、メンバーは客席の通路を歩きながら近い距離でファンとふれあう。今回のツアーのロックオンフリータイムは過去最長の15分以上になり、メンバー全員が広い横浜アリーナのアリーナ席から2階席まで縦横無尽に歩き回りながら「最上級にかわいいの!」「超最強」など4曲を歌唱した。
「超最強」では「スマホの裏側にだってちゃんと私挟んでよ! 違う子のトレカなんて許さない!」という歌詞に合わせ、坂井仁香(24)は自分のグッズをスマホに挟んだファンを見つけてカメラに顔を近づけて喜び、反対に小泉遥香(24)は自分以外のグッズを挟むファンを見つけて不満げな顔を浮かべる。トロッコを使わずに自らの足でファンに会いに行き、2階後方の席でも一瞬で“神席”に変える。とき宣のファンへの愛を感じた光景だった。
そして、ファンが撮影した“超最強”なレスを送るメンバーの写真やパフォーマンス中の映像はSNSで拡散され、新たな宣伝部員(ファンの総称)の加入につなげていく。実際、記者がXを見ていてももロックオンフリータイム中の動画や写真で今もあふれかえっており、宣伝部員の名の通りすさまじい宣伝効果を実感している。ライブ中の撮影が全面禁止のライブが多い中で、パフォーマンス中の様子を撮影できるようにして、SNSで話題を集める試みは意外と新しい。今回の横浜アリーナ完売も、巧みな宣伝戦術が大きな要因であるようにも感じた。
ロックオンフリータイムでは客席で“かわいい”をふりまき、ステージではアリーナの最後列まで響き渡る高い歌唱力や全力のダンスで宣伝部員のハートを次々と撃ち抜いた。1人残さず楽しませて、楽しい思い出を強く刻んでいく圧巻のライブに、記者のハートもしっかりロックオンされた。【野見山拓樹】



