31日をもって、100年にわたる日本での劇場配給業務を終了するワーナー ブラザース ジャパン合同会社、ワーナー・ブラザース映画ファンフェスティバル・グランドフィナーレとして23日、12年の映画「るろうに剣心」(大友啓史監督)上映前舞台あいさつが23日、東京・丸の内ピカデリーで行われた。

主人公・緋村剣心を演じた主演の佐藤健(36)は、第1弾製作発表時に「アクションが格好良くなかったら役者、辞めます」と言っていたことを、相楽左之助役の青木崇高(45)にツッコまれ「何とか俳優を続けられて良かった」と笑った。その上で「何か、やりましょう」と大友啓史監督(59)に呼びかけ、同監督から「やるか? 体、動く?」と返されると「全然、動く。別な形で」と「るろうに剣心」チームでの新たなプロジェクト立ち上げを熱望した。

一方で、司会の荘口彰久(57)から「佐藤さん以外、全員ご結婚。イブイブ、どうですか?」とツッコまれると「そうなんですよ」と言い、笑った。巻町操役の土屋太鳳(30)から「(進行台本が)準備稿で、なくなると思ったら決定稿だった」と説明すると、佐藤は「どうしたら良いんですか? 解決しない」と苦笑い。「みんなで集まる時には、仲間に入る。集まった時『夜泣きが…』とか言っている。孤独感、疎外感がある」と、次にこのチームで集まった時には結婚したいと誓うと、満席の客席の各所から「嫌だぁ~」の声が飛び交った。

「るろうに剣心」は、集英社「週刊少年ジャンプ」で94~99年まで連載された漫画家・和月伸宏氏による剣客漫画の実写化作品。10年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」でチーフ演出を務めた大友監督が11年にフリーに転身後、同作で岡田以蔵を演じた佐藤を主演に第1作を製作。11年7月から撮影に入り、12年に公開し興行収入30億円超の大ヒットを記録し世界各国で公開された。14年8、9月には続編「-京都大火編」「-伝説の最期編」を連続公開。2作合計で興収約95億円を記録した。

コロナ禍の21年には「-最終章 The Final」、6月には「-The Beginning」を連続公開。「-The Final」は4月23日に封切りも、政府が同25日から3度目の緊急事態宣言を発出すると発表し、封切りから2日で休業要請が出た東京、大阪の映画館が閉まる苦境に陥った。その中、緊急事態宣言の再延長を受けて、6月1日から東京と大阪の映画館への休業要請が緩和されると、同4日に「-The Beginning」を公開。シリーズ5作品の国内累計興行収入は194億円を超えた。

佐藤は「原作が好きで、これを映画化するのは、どういうことだと」と当時の思いを語った。アクションを手がけた谷垣健治氏(55)に視線を送りつつ「(谷垣氏が)説明に現れ、2、3分の動画を…見たことのないクオリティーで、これならできるなと。あそこから始まった」と谷垣氏の動画が全てのスタートだったと振り返った。

神谷薫役の武井咲(31)は、満席の客席を前に「恥ずかしいな…すごい緊張。声がけいただいて、みんなと会えてうれしいな。こんなにも、たくさんの人が集まったのは感動」と感激した。