俳優三田村邦彦(72)が29日夜、Xを更新。4月1日施行の改正道交法で、自転車の交通違反に青切符が導入されることを受け、タレント大竹まことが「おかしいと思いませんか」と疑問を投げかけていることに賛同し「自転車の走行を厳罰化した方は自転車にのってるの?かな?」と、実情とあまりにかけ離れた規制状況に首をかしげた。

タレント大竹まこと(76)は29日、テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)で今度の規制について「前と後ろにお子さん乗せて走ってるのは、これはいいんですよね?」と幼児を前後に乗せた自転車の3人乗りについて語ると、「それ、OKなんですよね。ここが分からない。危険だと俺は思うんだ。前と後ろに子供乗せて」と自身の考えを語った。続けて「それはOKなんだけど、小学校上がった子どもを後ろに乗せたらこれはアウト?それはちょっと自分でもおかしいと思いません?」と小学校入学を区切りとすることにも疑問を示した。

三田村は「まことさんに一票!自転車の前後に幼児はOK。後ろの座席は6歳未満から『小学校入学まで』

この基準がよくわからない」と疑問を挙げた。また「侵入禁止も自転車、可も不可の基準も?わからない」と、一方通行出口(進入禁止)の標識の下の「自転車通行可」や「自転車を除く」の補助標識(簡単に言うと軽車両だけど逆走可能)が念頭とみられる疑問も挙げた。

また、「はたまた歩行者専用道路を通らないと行けない所に車の時間貸しPがある」と、「自転車を除く」の補助標識がない限り、自転車が走行できない歩道なため、車道を走ろうにも、「時間制限駐車区間」(パーキングメーター)が設置されている場合、自転車は道路の左側端に寄って通行しなければならないとされており、駐車車両が連続していれば道路の右側を走行せざるをえない場所があることも指摘。「地方議員の方々、しっかり見直してみては?」と呼びかけた。

さらに、「幹線道路を車道で私は自転車走行したくない。車の運転手としても『車道を通行する自転車はスピードが違うので』追い越すのは!怖い!」とも投稿。これは、自転車を車が追い越す際の、4月1日からの新ルールを念頭にした疑問とみられる。

新ルールでは、車道の左側端を走行する自転車を自動車が追い越す場合、明確の数値の決まりはないが、自転車の右側に1~1・5メートル以上の距離をあけて追い越さなければ違反となるとされる。1・5メートルというと、軽自動車の車幅制限が1・48メートル。都内の一方通行の生活道路でも、軽自動車の横幅ほどの距離をとって自転車を追い抜ける道路がどれだけあるか。1車線の都道などでもトラックやバスは、交通法規を順守した場合には、自転車を追い抜けない事態が予想される。

しかも、追い抜く際にも、徐行しなければならないとされている。制限速度40キロや60キロの道路で自転車を追い抜くたびに「いつでも停まれる速度」である徐行に自動車がスピードを落とすことを順守すれば、ラッシュ時はかなりの渋滞が予想される。

自転車の走行にいらいらした自動車側からの自転車へのアオリ運転の発生も容易に想像できる。自動車同士とは違い、自動車と自転車の事故となった場合、車道での交通弱者である自転車側は、自動車よりも死亡事故のリスクが高い。命を守るために歩道を徐行しても、速度によっては取り締まりの対象になりうる。

自転車が車道を走行するところが明確になるように、道路が青く塗られた自転車専用通行帯も一部で整備されているが、通行してはいけないバイクや原付が通行していることもある。さらに、電動モビリティーが左側に停車して運転者が休んでいる車や配達中のトラックなどを避けるたびに、自転車が道路右側や、速度差のある自動車が走る追い越し車線に出なければならないことも多々ある中での規制強化で、どこを走ればいいのか分からない状況が生まれそうだ。

自転車にとっては非常に肩身の狭い、日々が始まることになりそうだ。

三田村は「自転車の走行を厳罰化した方は自転車にのってるの?かな?」としている。