大阪府知事、大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏(56)が28日までにXを更新。元巨人の阿部慎之助前監督(47)が暴行の疑いで警視庁に現行犯逮捕(後に釈放)され、監督を辞任したことについて私見を述べた。
橋下氏は27日、ABCテレビ「newsおかえり」(月~金曜午後3時40分=関西ローカル)に出演。同件を巡って「最後、介入して何が一番問題かといったら、家庭内で解決できそうなのに、阿部さんが辞任せざるを得ないような、この社会の雰囲気」と疑問を呈していた。その発言を補足した。
自身の発言の記事を引用した上で「阿部さんのお子さんを守るために大人たちが動いた。それなら、家庭で対応できる事案であることが分かったならば、お子さんを守るためにも阿部さんを復帰させるべき」と主張。その上で「もちろん注意・指導は必要だが」と補足した。
橋下氏は通報を受けた児童相談所や警察の対応について「今回、児童相談所も警察も何も問題はないです。子どもを守るという一点で、過剰気味にでも家庭に介入するっていうのは、今の、ある意味政府の方針でもあるし」と話した。
「僕も知事・市長の時には、児童相談所に『間違っていてもいいから、とにかく家庭に介入してくれ』と。『間違っていたら知事・市長で謝るから』と。後でやらなくて、もし子どもの命が失われるなんていうことが…これは後悔してもどうしようもないから、まず介入」と語った。
続けて「ただ問題は、介入はするんだけど『やっぱり家庭で、これは何とか対応できるな』っていうことが分かったら、もうそこで終わり。そこで制裁なんか加えたら、もう児童相談所も警察もちゅうちょしちゃいますよ、ペナルティーが大き過ぎたら」と指摘。
「だから今回は、児童相談所の対応も、もちろん、まずお子さんが『ピンチだ』と思った時に児童相談所に連絡するのは、これは全然オーケー。当たり前の話。警察の対応もよかった」とした上で、「最後、介入して何が一番問題かといったら、家庭内で解決できそうなのに、阿部さんが辞任せざるを得ないような、この社会の雰囲気」と疑問を呈した。
さらに「これはもう、誰も幸せにしないし…阿部さんの子どもさんを守るためにみんなが動いているのに、子どもさんが一番悲しい思いをするじゃないですか」とも。
「阿部さんが復帰することが…家庭内でちゃんと対応できるという前提で、阿部さんが復帰すれば、子どもさんにとっても一番ハッピーになるんで。最後の結論が間違っていると思う」と述べた。
阿部前監督は東京都渋谷区の自宅で18歳の娘に暴行を加えたとして25日午後7時10分ごろ、児童相談所から110番通報があり、駆けつけた警察官が逮捕した。
関係者によると阿部前監督は自宅で18歳の長女と15歳の次女のけんかを止めようとして仲裁に入った。しかし娘に言い返されて「カッとなった」などと供述している。
仲裁した際にたたかれた形になった長女が児童相談所に通報した。長女にけがはなく、けんかをしたことや通報してしまったことに反省しているという。阿部前監督は26日午前0時すぎ、調べを受けた警視庁渋谷署から釈放された。その後同日昼、監督辞任が発表された。



