フリーアナウンサー膳場貴子は2日、MCを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。今年3月に沖縄県名護市辺野古沖で発生し、乗船していた修学旅行の平和学習中の女子高校生ら2人が死亡した船の転覆事故をめぐる第三者委員会の調査報告書の内容について、「知るほどに、安全管理体制のずさんさにショックを受ける」と指摘した。
番組では、1週間のニュースを振り返る中で、今回の事故で死亡した武石知華さんが通っていた同志社国際高側の対応を調査した第三者委員会が、先月31日に公表した報告書の内容を詳報。生徒たちが乗る船が、米軍基地建設に反対する市民団体の船であることを学校側が事前に生徒や保護者に説明していなかったことや、学校側が現地の下見を怠り、気象情報の確認や出航判断などの安全判断を船長に委ねていたことなどが、「生徒に対する安全配慮義務違反」と認定されたことを伝えた。
膳場に見解を求められたBS-TBS「報道1930」の松原耕二キャスターは、「(学校側の)安全意識の低さは、安全配慮義務違反といわれてもおかしくないと思う」とした上で、「安全管理の問題と、平和学習の評価は切り離して考えるべきだと思う」として、文科省が同校の平和学習の一部を教育基本法違反と認定したことに言及。「これは今でもすべきではなかったと思う。教育現場は萎縮することなく、自分で頭で考える子どもを育てる教育をぜひしてほしい」と主張した。
一方、この日コメンテーターで出演した東大准教授で経済思想家の斎藤幸平氏は「ぼくは、(文科省の)認定はしてもよかったと思う」と述べ、「問題だったのは、平和学習を今後萎縮せずに続けるためにも、こうしたことが二度と起きないよう、同志社国際には責任をとって説明をしてほしい。そういう姿勢がこれまで十分に見えてこなかったので不信が高まっている問題が、深刻だと思う」と指摘した。



