★中ロ海軍は6日から13日まで青島付近で実施した「海上連合2026」を終え、太平洋合同パトロールを実施。16日、防衛省・統合幕僚監部は沖縄県の久米島沖で中ロ海軍の艦艇4隻を確認したと発表。海上自衛隊の第5哨戒防備隊護衛艦「ゆうべつ」と第5航空群のP3C哨戒機を派遣。警戒監視・情報収集とにらみ合いが続いた。19日、同中ロ艦艇は沖ノ鳥島(東京都)の南西およそ180キキロの日本の排他的経済水域(EEZ)に進出。中国艦艇が機関銃の射撃訓練を実施。21日には中国が米軍の進出を阻止する防衛ライン「第2列島線」を超え、硫黄島(東京都)の東220キロの海域を北上する様子を捉えた。海上自衛隊第2水上戦群の護衛艦「さみだれ」が情報収集にあたった。この第一報は、英国の国際航空ショー訪問中の防衛相・小泉進次郎が「この瞬間も日本の周辺海域で中ロ艦艇が共同作戦を行っている。先週末には日本のEEZ内で実弾射撃訓練を実施した」とし、その後防衛省が詳細を発表した。
★21日、官房長官・木原稔は「中ロ艦艇の日本周辺海域での動向を引き続き懸念を持って注視する」とけん制。同日、中国外務省林剣(リンジェン)副報道局長は「中国が公海で活動するのは国際法や国際慣例に合致している」とし、沖ノ鳥島は「岩礁であって島ではなく、EEZや大陸棚を保有することはできない」「日本の懸念には何の道理もない」「他国の正当で合法的な行動を中傷し、外部の脅威をあおることは、自国の再軍事化の加速や戦後国際秩序への挑戦のために口実を探すものだ」と猛反発した。
★この会見にはもう一つテーマがあった。小泉が核兵器に関し「触れざるを得ない」と議論の必要性あるとの発言にも強く反発。「現役の防衛当局の責任者がこのような発言をしたのは戦後史上、極めてまれで挑発的かつ危険だ」「再軍事化」のプロセスを加速させる「新型軍国主義」に断固として抵抗しなければならないと訴えた。首相・高市早苗の「台湾有事」発言を中国は許しておらず、今後も緊張が続くだろう。そして高市・小泉がその矛先だとよくわかる。(K)※敬称略


