インドで交流サイト(SNS)を通じ、知名度を高めている架空の新党「ゴキブリ人民党(CJP)」創設者や支持者らが6日、首都ニューデリーで初めて集会を開いた。大学入試問題流出に抗議し、教育相の辞任を要求。オンライン上から対面の場へ舞台を移し、モディ政権への反発を強めた。

CJPは、最高裁長官が失業中の若者を「ゴキブリ」と侮辱したことに憤り、米国在住のインド人アビジート・ディプケ氏(30)が5月に創設した。

ディプケ氏は6日朝、デリー国際空港に到着。「平和的な抗議」を訴え、事前に警察署で開催の許可を得た。集会は街頭で開かれ、警察官約1000人が各所に配備された。周辺はバリケードで封鎖され、大きな混乱はなかった。

若者を中心に1000人以上が集まったとみられる。ゴキブリのお面をかぶり「ゴキブリが来る! プラダン(教育相)は去る!」と気勢を上げる参加者もいた。ディプケ氏は「この国の若者たちは何も恐れず闘うだろう」と鼓舞した。

インドでは5月、医学系学部の大学入試問題が試験前に流出した疑惑が浮上した。受験したニューデリー在住の男性(20)は集会で「モディ政権になって経済格差は拡大し、宗教間の分断は深まった。公平な試験もできず、ほころびが生じている」と批判した。

CJPのインスタグラムのフォロワーは2200万超で、モディ首相率いる与党インド人民党(BJP)の約940万を上回っている。(共同)