パレスチナ通信は5日、イスラエル軍兵士が占領地ヨルダン川西岸の南部ヘブロンで車両に発砲し、生後7カ月の乳児が死亡、両親が負傷したと伝えた。イスラエル軍は初期調査の結果、ヘブロンで実施していた作戦と関係のない民間人だったとし「深い遺憾の意」を表明した。詳しい調査を進めるとしている。
乳児は男の子。父親はイスラエル紙ハーレツに「兵士から指示を受けて車を止めたら10メートルほどの距離から発砲された」と語った。乳児の兄(11)や祖母も同乗していた。パレスチナ通信によると、ヘブロンに暮らす親族を訪問する途中だった。
一方、イスラエル軍は「兵士に向かって加速する車両を覚知し、兵士が発砲した」と主張した。
イスラエル軍は3月にも、西岸で米CNNテレビの取材班を暴行する映像が公開され、批判を浴びた。西岸ではパレスチナ人に対するユダヤ人入植者の暴力が相次ぐが、兵士が制止しないケースも指摘され、国際的な非難が強まっている。(共同)

