藤井聡太棋聖(竜王・名人・王位・棋王・王将=23)がタイトル戦初登場の服部慎一郎七段(26)の挑戦を受ける、将棋のヒューリック杯第97期棋聖戦5番勝負第2局が19日、栃木県日光市「日光金谷ホテル」で行われ、後手の藤井が服部を下し、開幕2連勝で7連覇にあと1勝に迫った。服部のタイトル戦初白星はお預けとなり、かど番に追い込まれた。第3局は7月1日、静岡県沼津市「沼津御用邸東附属邸第1学問所」で行われる。

戦型は相掛かり。服部は飛車を7筋に回って空中戦を挑んだ。終盤にリードを奪われ、粘りを見せたが、最後は投了に追い込まれた。

終局後、服部は「ちょっとずつミスを重ねてしまった。最後に信じられないようなうっかりをやってしまった」と悔やんだ。中盤以降は「読んでいくうちにバランスの取り方がわからならなくなってしまった」と話した。

富山県出身の26歳。棋士仲間からは親しみを込めて「ハットリくん」と呼ばれる。富山県氷見市出身の漫画家・藤子不二雄(A)さんの人気漫画「忍者ハットリくん」がある。24年には冨田誠也五段と「もぐら兄弟」のコンビ名で、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」1回戦に出場した。

後がない状況に追い込まれた。第3局に向け「1、2局とも中盤以降に差がついた。中盤を乗り越えられるように頑張りたい」と巻き返しを誓った。