7連覇を目指す藤井聡太棋聖(竜王・名人・王位・棋王・王将=23)がタイトル戦初登場の服部慎一郎七段(26)に連勝した、将棋のヒューリック杯第97期棋聖戦5番勝負第3局が1日午前9時から静岡県沼津市「沼津御用邸東附属邸第1学問所」で始まった。

先手後手は事前に決まっており、先手は藤井、後手は服部。

午前8時50分ごろ、服部が先に入室した。歩きながら関係者にあいさつして着座した。服部より30秒ほど遅れて藤井が入ってきた。こちらは座布団の前で足を止め、一礼すると着座。手提げ袋から扇子、デジタル時計、汗ふきシート2個とハンカチを取り出して、所定の場所に置いた。

立会人で静岡県出身の青野照市九段が対局開始を告げると、藤井はお茶を口に含むいつもの「初手お茶」の後、飛車先の歩を突いた。対する服部も飛車先の歩を伸ばしてスタートした。

今シリーズは第1局(6月4日、千葉県木更津市「龍宮城スパホテル三日月」)、第2局(同19日、栃木県日光市「日光金谷ホテル」)と、藤井が中盤抜け出して連勝している。今回の対局場は5年前、藤井が棋聖戦第3局で挑戦者に渡辺明名人(当時)に3連勝してタイトル初防衛を果たした「なじみ深い場所」でもある。

一昨年は山崎隆之九段、昨年は杉本和陽六段と続けてストレート勝ちで防衛している。今回も3連勝で一気に決めるか。それとも、あとがない服部が一矢報いるか。

持ち時間は各4時間。正午からは1時間の昼食休憩がある。午前10時と午後3時にはおやつが出される。決着は1日夜の見込み。

【動画】羽織姿の藤井聡太棋聖、いつもの“初手”お茶で対局開始