埼玉県警は9日までに、県内で車2台を盗んだとして、窃盗の疑いで住所不定、無職斎藤真良知容疑者(28)ら男2人を再逮捕した。市販のフラフープにコードを取り付けてアンテナのような機器を自作し、電子式の鍵から出る微弱な電波を増幅して誤作動させる手法で車を盗んだとみている。

再逮捕容疑は2月28日~3月1日、さいたま市見沼区の住宅敷地内で乗用車1台を、3月1日に埼玉県伊奈町の集合住宅駐車場でゴルフバッグなどを積載した車1台をそれぞれ盗んだ疑い。

県警によると、フラフープは直径70センチ。中継役が住宅に近づき、フラフープを使ったアンテナのような機器を向けて車の鍵の電波を収集した上で、車の近くに待機する窃盗役が別の機器で電波を受信し、車のドアを開けて持ち去ったとみられる。

茨城県や埼玉県、千葉県では2025年10月ごろから車の窃盗が相次ぎ、埼玉県警は、防犯カメラや2人の携帯電話の解析から数十件に関わった可能性があるとみて捜査する。

埼玉県警は、防犯対策として、自宅などでは電子式の鍵を金属製の箱や市販の防犯用ケースに入れ、電波を遮断するよう呼びかけている。(共同)