日本将棋連盟の棋士会と女流棋士会が主催する「熊本地震復興支援イベント」が19日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。棋士会会長の森内俊之九段(55)、女流棋士会会長の山田久美女流四段(59)をはじめ、渡辺明九段(42)木村一基九段(53)ら趣旨に賛同した多くの棋士が参加した。

同連盟によると、過去にも甚大な自然災害などがあった場合に規模や場所を変えながらも、こうしたチャリティーイベントを開催してきたという。

◆阪神・淡路大震災チャリティー指導将棋大会(1995年2月) 千駄ケ谷の旧将棋会館道場で羽生善治6冠(竜王・名人・王位・王座・棋聖・棋王=当時)や先崎学現九段ら若手7人が参加。1回3000円で一度に10人を相手にする指導対局を行い、1枚3000円のサイン色紙を配った。大阪市の旧関西将棋会館でも同じようなイベントが行われた。

◆東日本大震災(11年4月) 東京・渋谷駅前で街頭募金。名人戦で対戦する羽生名人と挑戦者の森内も参加して、募金箱を手に午前8時から約1時間、通行人に呼びかけていた。

◆能登半島地震(24年1月) 震災の2日後に行われた高崎市の「上州将棋祭り」で、会場に募金箱が設けられた。サイン会の売り上げは全額、チャリティーとして寄付された。また、同年2月の棋王戦5番勝負第2局(金沢市)に合わせて、北陸出身の岸良が復興支援オンラインチャリティーイベントを実施した。

囲碁界では10月25日に東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で上野愛咲美女流名人、福岡航太朗本因坊、張栩九段、小林泉美七段、鈴木歩七段、吉原由香里六段、万波佳奈五段らが参加して「熊本地震チャリティーイベント」を開催する。